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蕎麦湯は職人の腕を語る

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しばらく蕎麦を食べに行ってないな~。よく思い出してみたら、もう1年くらい食べに行ってないよな~。
ってなわけで久しぶりに蕎麦屋に行くことにしました。
どうせ行くならお気に入りの素朴庵

と思ったら、どうやらしばらく前から休業中だとか…ご主人が腰を痛めたとかなんとか。
これはショック…。
あそこの田舎蕎麦とドロッと濃い蕎麦湯、好きだったのにな。

仕方なく他の店を探してみます。
すると熊谷に濃い蕎麦湯を出す蕎麦屋があるようです。食べログの点数もまぁまぁ。
よし、ここに行ってみよう!


昼は15時までの営業らしく、出発が遅かったので間に合うか不安でしたが、なんとか14時20分くらいには店に着きました。
というお店です。
食べログでは 蕎麦藍 になってますけど、看板には 「十割石臼挽き自家製粉 蕎麦 藍」と書いてありました。

さて何を注文しようか…鴨せいろは今の時期やってないようです。残念。
普通のせいろは800円…ただし大盛りというシステムは無いようで、小盛りせいろ(500円)を注文するしかないというウワサ…。

そしてこの店の特徴は、常に2つの産地の蕎麦を用意していることです。
この日は福井県産と茨城県産の蕎麦粉らしく、その両方が楽しめる 2種せいろ(1000円)は普通のせいろ1人前より少し量が多いのだとか。
これで決まり!


まずは茨城産、少ししてから福井産が運ばれてきました。
左が福井、右が茨城です。
蕎麦 藍1


茨城産の方は少し緑がかった色をしていて、香りは茨城に軍配。
福井産は、香りは茨城に少し負けているものの、コシでは勝っていたような気がします。
素晴らしい舌など持っていないので、そんなに違いも分からずなんとな~くですが、まぁ好みで言ったら福井産かな?
おいしいです。

そしてお待ちかねの蕎麦湯。ウワサ通り、濃いですね。
蕎麦 藍2


やっぱりサラっとした蕎麦湯より、トロみのある蕎麦湯の方がウマい!
蕎麦 藍3


この時期、蕎麦湯を飲んでると汗ばんできてしまいますが、それでもすべて飲み干しました。
「蕎麦湯なんてただの茹で汁だろ。何がいいの?」って言う人は、1度濃い蕎麦湯を飲んでみると蕎麦湯に対するイメージが変わるはずです。
自分がそうだった、ってだけなんですけど。



最近は濃い蕎麦湯を出す店も増えているみたいですね。「まるでポタージュのような蕎麦湯」なんて言われていたりもするようです。
そういった店の多くは、ただの「茹で汁」を出すわけではなく、わざわざ蕎麦粉を溶いたものを蕎麦湯として出していると思われます。
蕎麦湯も料理の1つ(?)として楽しむ人が増えたことが影響しているのでしょう。
しかし、本来は単なる茹で汁で、サラっとしていたはずです。

昔は釜前(蕎麦を茹でる職人)の腕も、蕎麦湯の濃さで評価されていたのだとか。
茹で湯は、最初のうちはサラっとしていて、蕎麦を茹でていくほど打ち粉が溶けてトロみが増す…
釜湯が濃くなると、蕎麦の角が溶けるぐらい茹でても芯が残ることもあり、うまく茹でることができない。

シャキっとした蕎麦を客に出すためには蕎麦湯の濃度に気を使わなければならず、判断を誤ると「こんな蕎麦湯で茹でたのか!」と言われてしまうことも…
濃い蕎麦湯を出すのは釜前が湯の入れ替えをサボっている証拠だ、と昔の蕎麦通は考えていたとかなんとか。
だから一般的な蕎麦湯は少し濁っただけのサラっとしたものだったわけですね。

それを考えればポタージュのような濃い蕎麦湯をありがたがっている俺のような人間は、それこそ「にわか」なわけですが…
やっぱり濃い方が味もしてウマいし、ルチンやビタミンBなど栄養面でも勝っているはず。
なのでこれからも蕎麦湯は濃い目派です。
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